TOEICスコア 停滞している人の原因・共通点
TOEICのスコアなかなか伸びませんよね。
わたしも停滞期に入って辛い思いをしました。
色々な方の悩みを集計したところ、スコアの伸び悩みを持っている方々の共通点を発見しました。
それは、多くの方が
TOEIC対策にTOEICの問題集、過去問、単語帳を使っている
という共通点です。
TOEICスコアステージ毎の勉強法
まず、なぜ「TOEIC勉強が危険か」の前に、TOEICスコアのステージ毎の勉強法を紹介します。
これはわたしの体験談になりますが、TOEICスコアのステージによって勉強法は変える必要があると考えています。
TOEIC400~800点前後まで
中学生レベルの文法で十分です。
「英語上達完全マップ」でいうところの
・音読パッケージ
・瞬間英作文
に値します。
しかし、中学生レベルの文法を「理解」しているだけではダメで、中学生レベルの文法を「使いこなせる」レベルでないと、TOEIC700~800は難しいと思います。
TOEIC795点を取ることができました。
TOEIC800以降
このレベルの方は基礎が出来上がっているので、
このレベルになったら、ようやく
・語彙(ボキャビル)
・多読(リーディング速度アップ)
に取り掛かるべきだと思います。
TOEIC勉強が危険な理由
理由は2つあります。
①得るものがすくない
基礎がないうちに、問題を解いても、
同じ問題が本番で出ない限りは、やったことが無意味になってしまいます。
それと、この勉強法は学習時間あたりの英語接触数が少ないです。
つまり、学習効率が悪いのです。
②勉強したつもりになる
学習効率が悪い上に、いたずらに時間だけが過ぎるので、勉強したつもりになってしまいます。
勉強したつもりなので、意気揚々とTOEIC試験に挑み、スコアを見て落ち込み、「努力が足りなかった」と、元の勉強法に戻っている構図が見て取れました。
TOEICスコアのためには、学習時間より学習戦略が重要です。
わたしが使用したTOEIC教材について
わたしは公式模試テキストと「金のフレーズ」を持っています。
問題集は持っていません。
公式模試テキストは本番形式に慣れるため2回だけ使いました。
「金のフレーズ」はTOEIC800ぐらいから使い始めました。
*金フレは良書ですが、TOEIC800以降の使用がオススメです。テストの頻出単語が網羅されているため、「単語」から「回答」できる場合があります。しかし、これは「推測読み」になります。金フレでスコアが上がっても、本当に英語力が上がっているかの見極めが重要になってきます。
TOEIC教材はこの2つだけですが、TOEIC955点を取ることができました。
TOEICは英語力を測るための定規
TOEICはただの物差しです。
「どれだけ早く正確に簡単な英語を処理できるか」を測るテストです。
なので、英語力とスコアは比例します。
ある調査によると、英語力が高いネイティブが準備もなしにTOEICを受験すると、900点台後半のスコアが取れるようです。
では、問題集で英語力がつくかというと
「英語力はつかないことはないけど、効率が悪い」
とわたしは思います。
おわりに
会社から730点以上取るように言われている等の、一時的な目標のためでしたら、TOEIC用の攻略本やテクニック集で下駄を履かせたらいいと思います。
ここまで読まれている方はその先を目指しているはずですので、スコアで伸び悩んでいるようでしたら、一度学習戦略を見直してみてください。